
Red Birds
2月に復刻された1stに続き、赤い鳥の2nd『赤い鳥』(70年)と3rd『What a beautiful world』(71年)の2枚が初CD化。「明日に架ける橋」「青春の光と影」「悲しみのジェット・プレイン」など、聴き馴染んだヒット曲のカヴァーで構成された2nd、全曲英語調のオリジナルで固めた3rdと、洋楽志向の強かったこの頃のグループ状況を反映。ソフト・ロック的なサウンドをバックにした美しいコーラスとともに、当時の日本では群を抜く水準に彼らがいたことを教えてくれる。 山上路夫&村井邦彦の113でカヴァー曲を挟むという構成。8以外は外国曲で,このグループの{和製フォーク}の枠に納まらない方向性が如実に表われている。今ひとつコーラス・ワークのレベル・アップと線の太さが欲しかったな,と望んでも後の祭りか。
