[00:00.00]90听音乐网 www.90T8.com [00:45.42]月が、静かに微笑む夜 [00:50.59]遠い昔の人たちもまた [00:54.10]この月を、こんなふうに眺めていたのか [00:59.18]と、私の心は [01:03.80]時間を越えて、旅に出る [01:10.60]嘘か、本当か [01:13.49]一つ、こんな話がある [01:20.39]むかしむかし、ある星で [01:24.56]一つの言語が栄えていた [01:29.23]人々はなんでも言葉を持って言い合えたので [01:33.69]好きなことを言い [01:36.37]好きなように噂し [01:39.47]容赦なく、誰かを傷つけた [01:46.42]争いと慰めが [01:48.41]言葉によって繰り返されていたある日 [01:52.01]気づけば、大切な人を [01:55.57]自らの言葉によって傷つけてしまったことに [01:59.93]自らもまた、傷ついた１人が [02:04.92]天を仰いで、願ったという [02:11.88]言葉は私達が思う以上に威力がありすぎる [02:16.85]時に奔放で [02:19.44]時に実際の気持ちとはすこし違った印象でもあり [02:25.23]取り返しのつかないことを招くこともある [02:30.65]どうか私に [02:33.19]悲しみや優しさ、怒りや愛という感情を [02:40.25]もっとその思いのままに、高調することもなく [02:45.73]それ以上でも、それ以下でもなく [02:49.88]表現するてだてを、授かることはできませんか？ [03:00.44]青が青ではなく [03:02.33]何千もの青があるように [03:05.78]私の悲しみは [03:08.42]彼女の悲しみとは [03:10.75]まったく違う、色なのです [03:18.15]赤が赤ではなく [03:21.05]何千もの赤があるように [03:24.09]私の愛情は、私でしか出せない色なんです [03:32.38]その色を、その思いを、表す術を [03:39.91]授かることはできませんか？” [03:50.73]願い続けた果に、彼の口から言葉は消え [03:57.38]心の中に、ただその思いだけが [04:01.80]色となって残っていた [04:08.15]ある晩のこと、沈黙を守っていた彼のその口から [04:13.78]美しいメロディーが流れ出した [04:19.01]その歌声は [04:21.30]言葉では到底、例えようもないほど美しく、切なく [04:30.32]そして愛に満ちていました [04:38.20]それが、月が初めてきいた [04:42.61]この星に響いた歌声だったとか [04:48.50]悲しみや、絶望の淵にも [04:52.51]愛を見出そうとした彼の心から生まれた [04:57.03]その世界ではじめての音楽 [05:02.20]嘘か、本当か [05:07.78]どこかの星で、そんな話があったという [05:17.10]月が静かに微笑む夜 [05:20.35]その星の人たちもまた [05:23.81]この月を、こんなふうに眺めていたのか [05:28.98]と、私の心は [05:34.00]時間を越えて、旅に出る
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[00:00.00]90听音乐网 www.90T8.com[00:45.42]月が、静かに微笑む夜
[00:50.59]遠い昔の人たちもまた
[00:54.10]この月を、こんなふうに眺めていたのか
[00:59.18]と、私の心は
[01:03.80]時間を越えて、旅に出る
[01:10.60]嘘か、本当か
[01:13.49]一つ、こんな話がある
[01:20.39]むかしむかし、ある星で
[01:24.56]一つの言語が栄えていた
[01:29.23]人々はなんでも言葉を持って言い合えたので
[01:33.69]好きなことを言い
[01:36.37]好きなように噂し
[01:39.47]容赦なく、誰かを傷つけた
[01:46.42]争いと慰めが
[01:48.41]言葉によって繰り返されていたある日
[01:52.01]気づけば、大切な人を
[01:55.57]自らの言葉によって傷つけてしまったことに
[01:59.93]自らもまた、傷ついた１人が
[02:04.92]天を仰いで、願ったという
[02:11.88]言葉は私達が思う以上に威力がありすぎる
[02:16.85]時に奔放で
[02:19.44]時に実際の気持ちとはすこし違った印象でもあり
[02:25.23]取り返しのつかないことを招くこともある
[02:30.65]どうか私に
[02:33.19]悲しみや優しさ、怒りや愛という感情を
[02:40.25]もっとその思いのままに、高調することもなく
[02:45.73]それ以上でも、それ以下でもなく
[02:49.88]表現するてだてを、授かることはできませんか？
[03:00.44]青が青ではなく
[03:02.33]何千もの青があるように
[03:05.78]私の悲しみは
[03:08.42]彼女の悲しみとは
[03:10.75]まったく違う、色なのです
[03:18.15]赤が赤ではなく
[03:21.05]何千もの赤があるように
[03:24.09]私の愛情は、私でしか出せない色なんです
[03:32.38]その色を、その思いを、表す術を
[03:39.91]授かることはできませんか？”
[03:50.73]願い続けた果に、彼の口から言葉は消え
[03:57.38]心の中に、ただその思いだけが
[04:01.80]色となって残っていた
[04:08.15]ある晩のこと、沈黙を守っていた彼のその口から
[04:13.78]美しいメロディーが流れ出した
[04:19.01]その歌声は
[04:21.30]言葉では到底、例えようもないほど美しく、切なく
[04:30.32]そして愛に満ちていました
[04:38.20]それが、月が初めてきいた
[04:42.61]この星に響いた歌声だったとか
[04:48.50]悲しみや、絶望の淵にも
[04:52.51]愛を見出そうとした彼の心から生まれた
[04:57.03]その世界ではじめての音楽
[05:02.20]嘘か、本当か
[05:07.78]どこかの星で、そんな話があったという
[05:17.10]月が静かに微笑む夜
[05:20.35]その星の人たちもまた
[05:23.81]この月を、こんなふうに眺めていたのか
[05:28.98]と、私の心は
[05:34.00]時間を越えて、旅に出る
